Kindle出版サポート.netでは、Kindle出版に関する様々なサポートを行っています。
原稿の書き始めから出版まで、トータルでサポートすることもできますし、必要に応じて部分的にサポートすることも可能です。
あなたにはどのようなサポートが必要でしょうか?
まずは、Kindle出版の流れを見て、どんなサポートが必要かを確認してみてください。
Kindle出版の流れ
1. 本のコンセプトや内容を考える
あなたはどんな本を書きたいですか?
あなたが最も伝えたいことは何でしょうか?
本を出版するということは、あなたの知識や考えを文章にして、世に送り出すということです。あなたはどんなことを人々に伝えたいでしょうか?
本のコンセプトを考えるとき、「一番伝えたいことは何か」を考えます。1行の文で、なるべく20文字くらいにまとめます。本のキャッチコピーになるような文です。
素人が本を出版してみたいと思うとき、あれも書きたい、これも書きたいと、書きたいことが沢山湧いてきてしまうものです。でも、1つの本にあれもこれも書いてしまうと、まとまりの無い本になってしまいます。本を読んだ人が、「結局、この人は何が言いたかったんだろう?」と疑問に思ってしまう本は、良い本と言えません。
まず、「一番伝えたいことは何か」を決め、それを読者に理解して共感してもらうためには、どんな説明が必要かを考えます。すると、自ずと本に書く内容が決まっていきます。
本に書く内容が決まったら、それらをどの順番で書いたら、最も効果的かを考えます。すると、ざっくりとした本の構成ができあがります。
2. 本のタイトル、サブタイトル、著者名を考える
本のタイトルを考えます。
タイトルは必ずしも内容を明らかにするものである必要はありません。タイトルを読んでも、内容は良くわからないけれど、何だか興味を惹かれる本ってありますよね?
本の内容はサブタイトルで明らかにすれば良いのです。
読者の興味を惹く、印象的なタイトル、サブタイトルを考えたら、次に著者名も決めてしまいましょう。本名でもいいですし、ペンネームにしても良いです。ペンネームを付けることで、普段の自分とは全く異なるペルソナになって執筆しても良いのです。
著者名を考える時は、漢字も考えてください。読みやすい字にするか、あえて難しい字にするかはあなた次第です。
Kindle出版すると、Amazonの著者データベース「著者セントラル」に著者名で登録されます。
著者名は1つに固定する必要はありません。書く本のジャンルによって、著者名を変えてもOKです。
3. 本の形式を考える
本の内容と外郭が決まってきました。
次に、どのような形式の本にするかを考えましょう。
- 電子書籍か、ペーパーバックか、またはその両方か
- 縦書きにするか、横書きにするか
- 文章メインか、写真メインか、イラストメインか
- 文章メインの場合、写真やイラストはどの程度入れるか
- イラストメインの場合、イラストは誰にお願いするか
- 表紙のデザインは自分でするか、プロに頼むか
このように本の形式を考えると、本のできあがりがイメージできます。
イラストや表紙のデザインを誰かに依頼する場合には、早めに連絡をして、スケジュールや予算なども検討しましょう。
文章メインなのか、写真集 or 絵本なのかによっても、原稿の作り方が変わってきます。文章メインの場合は「リフロー型」で作成します。写真集・絵本の場合は、「固定レイアウト」で作成することになります。
4. 原稿を作成する(文章メイン:リフロー型の場合)
文章メインの本の場合は、とにかく原稿をタイプしていきましょう。
最初は、体裁や細かい点にはこだわらず、どんどんタイプすることをおすすめします。
Kindleでリフロー型の本を入稿するには、最終的に Word または EPUB の形式にする必要があります。Windowsをお使いの方は、Word形式が良いでしょう。Macの方はPagesで原稿を作成し、EPUBに書き出すのがおすすめです。
Word、Pages以外のアプリを使っても大丈夫ですが、最終的にWordまたはEPUB形式に変換できることを事前に確認しておいてください。
Googleドキュメントなら、Word・EPUBのどちらにも書き出すことが可能です。
Kindleに入稿する際に、見出しを設定したり、目次を生成したりと、技術的に注意する点もありますが、その辺りは必要に応じてお伝えしていきます。
5. 原稿を作成する(写真集、絵本:固定レイアウトの場合)
写真集や絵本などの画像がメインの本を作る場合は、固定レイアウトで作成することになります。
この場合は、1ページずつ1枚の画像として用意します。
画像として用意するには、画像編集アプリが必要です。JPEGまたはPNGの形式で書き出すことができれば、どんなアプリを使ってもOKです。無料で使えるアプリ「Canva」が良く使われています。
固定レイアウトの場合は、最終的にペーパーバックにする時に、何cm × 何cmの本にするのかを、最初に決めます。そのサイズにするために、何ピクセルの画像を作成すれば良いかを算出してから、画像を作成します。
写真をキレイに調整する方法や、フォントの選び方、見やすい文字の入れ方なども、必要に応じてサポートいたします。
6. 表紙を作成する
なるべくコストをかけずに、Kindle出版するなら、表紙は自分で作りましょう。
表紙を作り始める前に、自分と同じような内容の本「類書」を研究してください。Amazonで検索しても良いですし、本屋さんに見に行っても良いです。類書や、同じジャンルの本がどんな表紙になっているか、どんな色合いで、どんなフォントを使っているか、帯を活用しているか、どのくらい余白があるか、などなど。
素敵な表紙を見つけたら、技を盗んで、自分流に取り入れてみてください。
何も研究せずに、いきなりデザインをすると、素人丸出しのデザインになってしまいますので注意しましょう。
あなたが作成した表紙を、デザイナー歴15年の私がかっこよくリタッチします。
7. 原稿をチェックする
最初から最後まで、声に出して読み上げてみてください。あなたの「一番伝えたいこと」がしっかり伝わる本になっていますか?
出版前に以下の点をチェックしましょう。
- 内容に間違いはないか。(※自信の無い内容は、事実確認をしましょう。)
- 誤字脱字や、表現に誤りはないか。
- 読みやすい、わかりやすい表現になっているか。
- 誹謗中傷や、読者が不快な思いをするような表現は無いか。
- 著作権、肖像権を侵害する記述はないか。
- 改行、改ページ、見出しの設定は適切か。
- 目次は自動生成しているか。
- まえがき、はじめに、あとがき、おわりに、中表紙、奥付、著者プロフィールなどを入れたか。
8. 電子書籍の入稿用のデータを作る
リフロー型の場合は、WordまたはEPUBの形式にします。
入稿前に Kindle Previewer で確認しておきましょう。表示におかしな点がある場合は、原稿を修正します。
固定レイアウトの場合は、Kindle Comic Createrを使って、MOBI形式のファイルに書き出します。
Kindle Comic Createrは、1280ピクセルまでしかサポートしていませんが、高画質の画像でMOBI形式のファイルを作成する方法があります。
そのやり方については、個々にお伝えします。
表紙は、JPEG形式にします。
9. KDPに登録する
KDP(Kindle Direct Publishing)に登録します。印税に関する情報を入力し、印税を受け取る口座を登録します。
10. 電子書籍を入稿する
作成した原稿と表紙のデータをKDPに入稿します。
本のタイトル、サブタイトル、著者名、Amazonの商品ページに表示する説明文などを入力します。
電子書籍の価格を設定し、[出版]ボタンを押します。
[出版]ボタンを押すと、Amazonのレビューが行われます。レビューで問題が無ければ、出版となります。
11. 著者プロフィールを編集する
Amazonの著者データベース「著者セントラル」に掲載されるプロフィールを編集します。
12. 無料キャンペーン、価格キャンペーン等の設定
必要に応じて、キャンペーンを設定します。
13. Kindleで出版したことを告知宣伝する
あなたがKindleで出版したことを、告知宣伝しましょう。
効果的な宣伝方法や、カテゴリー1位の獲得方法などもサポートさせていただきます。
あなたに必要なサポートを提供いたします
ここまで、電子書籍の出版の流れを読んでみて、いかがでしたでしょうか?
全体的にサポートを受けたいと思われた方もいれば、部分的なサポートで十分と思われた方もいるでしょう。
Kindle出版サポート.netでは、一人ひとりに応じた、必要なサポートをさせていただきます。
ペーパーバックの出版の流れについては、こちらのページをご覧ください(準備中)